真砂庵
 
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2005年10月7日を表示

TH2コンプ後感想

若干方法論に偏り気味ですが。
というわけで、いいんちょトラップを潜り抜け(笑)TH2をコンプしました。
以下このみ・いいんちょシナリオと作品全体のネタバレ感想。例によって反転。
まずはこのみ。
間違いなく、前作のあかりのリベンジシナリオ。
アプローチの方向こそ若干違っているものの、「幼馴染として知りすぎているが故に異性として意識しづらい」という点においてあかりと共通しており、故に「メイン」を貼るにふさわしいと言える……のだが、俺的にはよっちの方に心を奪われてしまっていたので微妙だったかも(苦笑)。
あと、ちょっと展開が急すぎたのでもう少し腰を落ち着けたシナリオの方がよかった気もします。この手の話は少しぐらいこじれたほうがラストの心地よさが高まりますが故。

続いていいんちょ。
なんというか、和み系ヒロインという大変に珍しいカテゴリーのキャラ。つうか、なんだこの無自覚系バカップルは(爆)。
特に「異性克服」を引き受けてからの無自覚な甘々っぷりは微妙に直視し難いものがありました、ええ(笑)。
その辺の日常パートも最高に和んで素晴らしかったのですが、個人的に良いなと思ったのはEDとエピソード周りの演出でした。
特にエンディングの一枚絵と背景のみで貴明が走り回っている事を表現する手法は、その後の「桜」の場面を最高に引き立てる素晴らしい演出だったと思います。あそこをテキストでやってしまったら全ては台無しになってしまうかと。
そして、美しい余韻を残すエピローグの書庫の絵。あそこもテキストでなく、結果のみを表示しユーザーの想像に任せるという演出は「ラスト」に相応しい方法だったかと。
彼女が一番人気になる理由がなんとなく納得できた気がしました。

続いて、全体の感想。
一言で言うと「もったいない」。この一言に尽きる。
絵はリーフの看板勢ぞろいだから悪いはずはないし、キャラの魅力だって悪くない。
問題はシナリオ。
シナリオもテキスト自体は悪くないのだが、全体的な盛り上がりの薄さはいかんともしがたく(ただし、明確な目的があったるーこ編は除く)、その点において前作を超えられてないことは否めない。時々「おっ!」と思わせられる演出を見せてくれただけに大変に惜しい。
ただ、前作の「雰囲気」を踏襲した創り方には好感が持てた。同じ世界観で、別の物語をという方法論は正しかったと思う。前作のキャラが顔を出したりしたら正直萎えたと思うので。
かといって、前作のファンを蔑ろにしてるわけではなくきちんとファンサービスしてる辺りはナイス。
所々に挟まれる小ネタにニヤリとする事多数でした。つか、まだいたのか、オカ研の「幽霊部員」の皆様方(笑)。
まぁ、良くも悪くも粗の多い作品だったかな、と。やたらインパクトあるネタが所々にあったりしたし。6Pとか(結局それか)


以上。……えらい長くなったな、おぃ(苦笑)



10/07(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | 芸夢 | 管理


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