真砂庵
 
オタ系ネタ&SSブログ リンク・アンリンク・無断転載自由。クリミナルガールズ2出てほしいです
 



2010年3月7日を表示

「アルトネリコ3」感想

全員クリアはしてませんが、ティリアルートでクリア。。
以下、反転
容赦なく完結編だった。以下、その理由。

・三本の塔全ての使いきり
・三本の塔の設定全てを余すところなく使ったシナリオ
・最終的には将来的に惑星アル・シエルが再生する事が確約される(=生存の為に塔に依存する必要がなくなる)

特にラストの一点は大きく、少なくともこの“アルトネリコの世界観”(第三紀)ではもう続編は出ないと思われます。
「大地がなくなり塔と共に生きる時代」というのが第三紀の世界なので、惑星が再生するという事はつまる所「第三紀の終わり」になるんですよ。
つまり、この“アルトネリコの世界観”における続編は打ち切りとほぼ同義。

ストーリー的には相変わらず王道。
1が「協力」、2が「対立と融和」がコンセプトなら、3は「互いに、そして己と向き合う」のがテーマ……なのかなぁ。
やはり「完結編」といった方が相応しくはあるかも。
今回はPTキャラ、未PTキャラ問わずカップル成立率がやたらと高いのもそれを感じさせる一因ではありますが。

システムに関しては、ちょっと1,2にくらべて戦闘システムはやりにくい。
アクション要素を足すなら、もう少しレスポンスを良くして欲しかったのが正直なところです。
中途半端にやる事が増えたせいで戦闘がゴチャゴチャした感が否めないというか。もっとシンプルな感じでも良かったかなとは思いました。
ただ、相変わらず詩は綺麗で、楽曲自動生成(RAHシステム)は不自然さを感じさせない素晴らしいものでした。
相変わらず音楽に関しては一日の長があるゲームといえます。

キャラに関しては咲とフィンネルは未クリアゆえに割愛。
三人目ことティリアはジャクリやシュレリア様とは違った意味でマイペースなキャラでした。
性格を一言で言うと「あげぱん」で「幼妻」。嘘じゃないってw
……つーか、捉えどころのない飄々としたキャラなので説明しづらいので説明は投げます(笑)


こっちも筆と感情の赴くままに書いた。反省は(ry



03/07(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | 芸夢 | 管理

「のーふぇいと!」感想

いきなりこういう事を言うのもなんですが、最近のピーキーな設定の作品に慣れた人には向かない作品かもしれません。
というのは、良くも悪くも「優等生」的なコメディなんですよ、これ。
お話や設定部分も良い意味で王道なんですが、それ故にある程度“先が読める”ところがあって、強烈さを求めている人には正直向きません。
ただ、テキストセンスやストーリーテリング、設定の練り込み等はしっかりしてあるので、客観的に見ると総じて凡~良ゲーといった所。
ただ、惜しむらしくは一部書き込み不足というか「ルート同士で設定を補完しあう」という構成のせいで人によってはぶつ切り感を感じかねない部分でしょうか。
この辺の修正は次回作以降のブラッシュアップに期待したいかも。

……なんですが、なんでしょう、この俺個人との異様なまでの親和性。
しっかり“全ルート、作品のテーマとして芯が通っている”からだとは思うのですが。
以下、ネタバレ全開の感想なので反転。
一言で言うと、このゲームの根源テーマって“与えられた運命の否定”であり“意思の力の賛美”だと思うのですよ。

椎名理瀬、メイベルルート(通称「猫ルート」)では特にこの傾向は顕著で、「混沌の子」設定に代表されるような、自らの意思(本人自身の責)によらぬ“運命”は明確に否定し皆で戦っています。
星野希咲、シールドルート(通称「犬ルート」)においては若干分かり辛いんですが、「優しき日常を運命の理不尽より守り抜く」という点において、やはり“運命の否定”でしょう。

「運命などない。ただ意思の力があるのみだ」(椎名理瀬ルートより『椎名理瀬』)
このゲームの全ては作中のこの言葉に集約されてると思います。

んで、キャラに関して。
メイベルは我侭で、意外とアホの子属性、ツンデレ属性持ちと中々に豪華。「非日常の象徴」のように見えて、実は「日常の象徴」というキャラだったりもする。
でも、メインルートよりサブキャラで活躍する別ルートのほうがかわいく見えたりするのは秘密の内緒だ!(ぉ

星野希咲は幼馴地味。もとい、幼馴染キャラの王道ですね。メイベルとは違った意味で「日常の象徴」で、「日常とは即ち“非日常の集合”」であるという事を具現したキャラ。
メインルートに入っても性格はやっぱり地味。でも、イチャイチャっぷりは危険。作中でも言われてるけどBC兵器w

椎名理瀬は色々な意味で反則なキャラ一号。一歩引いたところから見る傍観者と見せかけて、一度決めたら非常にアグレッシブで情に篤い。
それまでの超然とした態度とのギャップはもはや卑怯の域。

シールドこと田中楯子も反則キャラ2号。作中での「かっこいい系かと思ってたらかわいい系だった」の評が示すとおり、凛とした態度や規律を重んじる性格に反して内面は凄まじい乙女キャラ。
不器用な性格も合わさって、一撃の破壊力は抜群。

その他の脇キャラも(絵がない人たちも含めて)強烈かつ魅力的。
特にスピアーこと山本槍子さんと、三条さんはヒロイン昇格してもらいたいくらい。
特に前者は主人公を「気に入った」と言う割には「共有でも構わん」とか言っちゃうあたりフリーダム仕様すぎてステキw
二者を追加した完全版が出るなら一万ちょいくらいだったら迷わず買うね(断言)。


久しぶりに感情の赴くままにだけグダグダと書いた。反省はしていない。



03/07(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | 芸夢 | 管理


(1/1ページ)