僕たちに妄想の楽しみを思い出させてくれた「世界樹の迷宮」という奇跡 |
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| ここ最近。俺は「世界樹の迷宮」にハマっていたりします。 で、このゲームをやってて思い出したました。妄想の楽しさって奴を。
「昔は良かった」と言い出すつもりじゃありませんが、FCの時代はとにかく設定やキャラ性の希薄なゲームばかりでした(少なくともゲーム中で語られるのは稀だった。説明書には書かれていたりはしたが)。 それは明らかに容量の不足や技術の未成熟、あるいは開拓途上のカオスな市場だから生まれたものなのは確かです。 ですが、そこには確かにあったのです。 容量に余裕がある今では忘れ去られてかけている「妄想する隙間」という奴が。 良くも悪くも昨今のゲームはキャラ性が充実してます。 「主人公が語らない」事はありますが、「主人公以外(のプレイヤーキャラクター)が語らない」という事は殆ど無いと言っていいでしょう。 それがゲームをより楽しいものに変えていった面もあります。その事自体を否定するつもりはありません。
ですが、そこで失ったものは間違いなくあります。 それが「妄想の楽しさ」──正しく言うならば「脳内で勝手に物語を構築する楽しさ」です。 プレーイヤーキャラクターに設定があるゲームは、キャラクター性があるが故にそのキャラクターに縛られてしまい、自由に考える事は出来ません。 そして、キャラクター性のある事が「常識」となっていたが故に、「妄想する楽しみ」は忘れ去られかけていました。
だが、「世界樹の迷宮」は俺達に思い出させてくれました。 しっかりとしたシステムさえあれば、キャラクター性など不要だという事を。 いや、むしろそこにこそ新たなる楽しみを見出せるという事を。 だから、俺はこのゲームに、惜しみない感謝を送りたいと思います。
ちなみに、長々と書いてますが実際の所は俺がこのゲームを大好きと言うだけです(色々台無しだ
※無論、TRPG等の卓ゲは除く。CRPG、或いは戦略シミュ等の一部ジャンルを除く「コンピュータゲーム」の話。念のため
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03/05(月) | トラックバック(0) | コメント(0) | 芸夢 | 管理
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